2018年4月29日日曜日

東京大学での全国統一「基礎医学検定」「臨床医学検定」

全国統一「基礎医学検定」「臨床医学検定」が東京大学施設内にて行われました。2018年3月18日(日)



清く、正しく、美しく。
日本鍼灸療術医学会は、これまでにお茶の水大学、筑波大学、科学技術館、九州看護福祉大学などの施設内において、セラピスト業界初の全国統一基準(国家資格レベル)を定めた「基礎医学検定」を行ってきました。今回は東京大学が会場となりました。


東京大学の赤門

国家資格レベルの解剖学生理学などの基礎医学や、病理、各論、総論などの臨床医学は、最低限ヒトに関わるために必要な医学知識ですね。


免許(国家資格=マッサージ・鍼灸・柔道整復)がなく、自身が行っている療法の安全性と価値を社会に示すことができない現在のセラピストやエステティシャン、各種療法の施術者にとって、この全国統一「基礎医学検定」「臨床医学検定」は必要不可欠な検定となりました。国家資格があるものの、開業権のない看護師や理学療法士の方々も受験・講習会を受講されています。

これまで、国家資格が無いという理由からセラピスト、エステティシャン、各種療法を行う施術者は社会的にグレーゾーンという認識を払拭できませんでした。

整体=SEITAI・療術=RYOJUTSUが国際的に医学用語となり、その効果と価値が医学論文としてアメリカ合衆国国立医学図書館に保管されても、その事実はニュース等では伝えられませんでした。世界で初となる整体療術のエビデンスを示しているにも関わらず・・・。


なぜ、このセラピスト業界には教育の基準が出来なかったのか。
それは、国家資格を取得していない○○団体や○○協会の代表、サロンスクールの経営者や施術院の院長が多いことが挙げられます。また、このような検定が全国基準となってしまう事に、都合の悪い側面もあります。

例えば、民間資格と称して、だれでも出来てしまうセラピーやリラクゼーションを行っている組織や団体は、国家資格レベルという最低基準の教育を行っていません。ですのでセラピスト・エステティシャンなどの施術者は、最低限の医学知識がどの程度のものかが、目隠しをされているかのように分からないのです。そして、卒業を理由に最低限の医学知識を習得したと思い込んでいる方がほとんどです。また、国家資格が基本的に必要だという認識もありません。ヒトの健康に関わるセラピストはこのような状態のなかで仕事をしています。

日本鍼灸療術医学会は唯一、国家資格者と、民間のセラピストが協力して価値ある療法を的確に提供できる総合治療を提唱しています。

この総合治療を可能にするためには、国家資格者と同等の医学知識を習得したセラピストの育成が必要です。そこには無限の可能性と、価値が生まれます。
最低限の医学知識を習得していないセラピストにとって、その価値は理解できませんし、仕事にたいしての誇りを失います。

企業や団体、○○スクールなどは、セラピストの未来を奪っているといっても過言ではないでしょう。何故なら安価なセラピーを提供して経済活動を行う事が企業の目的だからです。つまり過酷な労働を押し付けるために都合の良い人材が大量に必要であり、利潤をあげるためには都合が良いのです。そこに医学知識を修得するための教育は必要ないのです。

マッサージをリラクゼーションという形で提供するためには、知識のある方がかえって都合が悪いのです。なぜなら、リラクゼーションは効果を謳ったり、治すという行為は禁止されているからです。ですので、マッサージであっても、これはマッサージや指圧ではありませんという説明を行ってから、施術を行う企業もあります。このようなグレーゾーンの中で、伝統医療やその他の療法を行うセラピストの本当の価値は埋もれていくのです。これでは未来への可能性はありません。
戦後からこのような状態が続いています。

日本鍼灸療術医学会は「整体療術はマッサージではない」と言う事を世界に示しました。

ゆえに、民間療法を行う施術者を教育し「基準」を定めることは、これまで何が何でも国家資格を取得してから各種療法を行うように推奨してきた国家資格団体の威光とは相反するものとなりますが、当医学会の立花代表の尽力によって、この検定制度は2012年から現在まで行われています。野放しとなる無資格施術者に、しっかりとした教育を行う事は、むしろ国家資格が如何なるものかを学ぶよい機会となり、当医学会の講習会や検定に参加後、正規の学校に通う生徒もいます。素晴らしい事です。

教育を行い、セラピストは初めて気づきます。
やはりこの基準は最低限必要だと。
そして今までの考え方を改めるようです。

鍼灸師の国家資格取得もかなり難易度が上がってきているようですので、ますますセラピストはしっかりとした学びが必要となりますね。

日本鍼灸療術医学会には、志高いセラピストが集まっています。
全国統一「基礎医学検定」は国家資格ではありませんが、国内では唯一、国家資格レベルの検定を行っています。

この検定は鍼灸、柔道整復などの教科書を書いている大学教授など、この業界の未来に挑戦し、総合治療を推進する志ある方々の協力により行われています。

2018年 東京大学での全国統一「基礎医学検定」「臨床医学検定」はますますこの業界にその波紋を広げています。



全国統一「基礎医学検定」講習会スケジュール

東京
毎月第3日曜日 
日本鍼灸療術医学会本部で行っています。
場所:〒145-0071 東京都大田区田園調布2-45-8
TEL    03-3721-1102
Mail: nihon-tramed@nifty.com

熊本支部
毎月第1水曜日
場所:〒860-0068 熊本県熊本市西区上代6-2-51
TEL 096-329-1150  携帯 090-9484-9312
Mail: happy-kurrowber2@live.jp



全国各地にて行っています。

ホームページ http://nihon-tramed.jp

































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